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話泥棒の巻

ふたばむすめ

以前友人から出た「時間泥棒」というワードにえらく感心したことがあった。上手いこと表現しますな。私も気を付けるべきことだと思うこの時間泥棒。人の都合を聞かずに(聞いたとしても)時間をこちらの勝手で乗っ取るという意味だと思うのだけれど、私も時として加害者にならぬようちょっと気にしている。(多分無意識にやってる気がする。)そしてもう一つ注意しているにもかかわらずやめれないことがある。それが「話泥棒」だ。この「話泥棒」。極悪ぶりをわたしは3パターンに分けている。

パターン1 : 人の話を興味をもって聞くところまではよし。しかし相手の話のスピードと展開を待てず、間に質問を入れたりして話の腰を折る。

パターン2 : 人の話を聞くふりをして実は聞いていない。すきを見て自分の話にすり替える。スリのようなやり口。

パターン3 : 相手に興味がないことを意思表示し一瞬で主導権を奪い取る。最強。

意識しだしてからだいぶんパターン2と最強のパターン3は回避できて来たと思うのだけどパターン1が寝強く残っていて、なかなかに苦戦中。ふたばでは仕事はじめに「チェックイン」という儀式をしている。「チェックイン」ていうのはみんなで集まり一人ずつが「自分に起こった良かったことを一つ発表する。」というもの。「チェックイン」を教えてもらった時からなるべく時間を作って実行している。(やってみようと思ったことをすぐできるのは自営業の役得だと思う。)パターン2がやめられず、みんなの話にすぐ質問を足してしまう。「それはどこ?」「楽しかったの?」「みんなならどうする?」せっかちでその場ですぐ知りたくなってどうしても話の腰をおる。待てないのか自分。と口から出た後で思う。待てんのだなぁ。加齢とともに加速するのか。成長とともに落ち着くのか。自分に後者をお願いしながら今日もみんなに許してもらおう。

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